ベルギー イーペルで3年に一度開催される猫祭りは2024年が開催年です。開催日程、場所などについてまとめて掲載しています。
2024年の開催日程
2024年5月11日12日
いつ開催されるのかというと、猫祭りは3年に一度、5月の第2日曜日に開催されています。前回の猫祭りは2018年に行われました。本来であれば第46回目は2021年5月9日日曜日に開催されるはずでしたが、コロナのため最初は2022年に延期され、その後中止となり2024年に46回目が開催されます。
猫祭りでは、土曜日の夜、市内は市内中心部のさまざまな場所ではアクティビティが行われます。日曜日にはパレードがイーペルの中心街で行われます。
開催場所
ベルギー イーペル Ieper
12日パレードのルート
https://kattenstoet.be/zondag/
観覧席
スタンド席で見たい場合は、有料の観覧席のチケットを購入する必要があります。大人子ども問わず、座席に着く場合にはチケットが必要です。
https://kattenstoet.be/en/tickets-en/
猫祭りとは?歴史と由来
猫の祭りはベルギーではkattenstoetと呼ばれているお祭りです。katはオランダ語で猫いう意味で、名前の通り猫のパレードが行われるお祭りになっています。お祭りの様子はこちらの動画で確認!
猫祭りの起源や由来には諸説あり、キャットパレードとその歴史については、それが真実であるかどうかにかかわらず、さまざまな話が広まっています。一説では、魔女狩りが行われていた時代に、魔女の使いと信じられていた猫を投げ落としていた歴史にあると言われています。魔女狩りに合わないよう猫を投げた、その後も猫が災厄の運んでくるとして年に一度、猫を投げる行為が行われていたと。その贖罪の意味があるともいわれています。歴史を示すかのように、猫祭りではパレードの他、猫投げ、魔女裁判と火あぶりの刑のデモンストレーションが行われています。もちろん今の猫祭りで生きた猫を投げる訳ではありません。道化師が鐘楼から猫のぬいぐるみを下に投げます。下で多くの人がこのぬいぐるみを受け取ろうと集まります。
公式ホームページによると1938 年には猫のぬいぐるみを市庁舎から鐘楼まで運び、道化師が猫のぬいぐるみを投げ落とすというような現在に近い形のお祭りが始まりました。第二次世界大戦でパレードは中断されましたが、戦後に単なるパレードの復活という目的の他、戦後破壊されてしまったイーペルを再び地図に載せる手段のひとつとして再会されました。また、戦後に失われてしまった「イーペルの雰囲気」を住民に再び与えるという目的もあったとのことです。イーペルはベルギーの中でも人気観光地という訳ではありませんが、この猫祭りで多くの観光客が足を運ぶ有名な町になっているので、その目的は達成できているともいえそうですね。イーペルの猫祭りの歴史について興味がある、もっと詳しく知りたいという場合はこちらの本がおすすめです。
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